さいきん見た映画

 ここんところ少なめだなあ。だいぶ忘れ気味だが記憶をたどりつつ。
 『追憶』アクティビストのバーブラ・ストライサンドノンポリロバート・レッドフォードの話。タイトル曲はいいが、頭のかたいアクティビストにはついていけないという話にしか見えず困った。
 『必死剣鳥刺し新文芸坐で。藤沢周平原作の時代劇。チャンバラはほとんどないのだが最後にどっと見られてうれしい。ずっと続く淡々とした描写がラストの壮絶さを増しているとも言えるし、淡々としすぎて眠いんじゃないのとも思う。
 『残菊物語』早稲田松竹で。溝口健二の戦前の代表作。昔の女は苦労して大変だなあと思ったり。
 『ライムライト』チャップリン晩年の作品。チャップリンはいつだってチャーミングなんだが、画面のこちらがわをみて困ったなという表情をしているのが一番好きだ。