『昭和残侠伝 死んで貰います』マキノ雅弘監督

 新文芸坐にて。今年44本目。
 引き算というか、敵も薄味、主人公サイドも母と親分の中村竹弥以外は軽量という感じで印象が弱いので、ごく少人数の話になっているからこそ任侠ものの仲でも屈指の名作となったのかもしれない。『破れ傘』なんて話が盛られすぎだった。