「Amazon.co.jpアカデミー作品賞コンプリートセット欲しい!」

 「Amazon.co.jpアカデミー作品賞コンプリートセット欲しい!」と書くとDVDのセットがあたるキャンペーンをやっているらしい。ただ書くだけではなくて、はまぞうで自分の好きな映画の紹介をしなくてはならないそうだ。
 ××欲しい!というキャンペーンはなんかクレクレ厨っぽくて参加する気分になかったのだが、好きな映画を紹介しろというのが琴線に触れたのでつい手をだしてみたくなった。

 と思ったが、紹介したい映画がDVD化されてなかった。
 『狂い咲きサンダーロード
 私にとっては日本映画ベスト1なんであるが、当然のようにDVD化されていない。爆走感がすべてを補ってあまりある。
 『皇帝のいない八月』
 自衛隊のクーデタもの。若い愛国者は政治家に利用されて踊るばかりで、えらい政治家は権力維持のことしか考えず、マスコミは権力のいいなりで、アメリカはよその国に手をつっこんできて、戦後民主主義者はご託並べるだけで何もできないへたれ。すばらしい。
 『教祖誕生』
 白取千夏雄さんが絶賛していたので見たのであるが、これがなぜDVD化されないのよというくらいすばらしい。どの役者も個性を発揮しながらくどさがなく全体を怪しい雰囲気でつつみながらさらりとした(してないか)コメディ。オチにもニヤニヤさせられる。

 DVD化されているものとしては、『復活の日』とか『日本沈没』とか『柳生一族の陰謀』とか『DEAD OR ALIVE』とか、おおげさな映画ばかりが思いつくのであるが……

 趣向をかえてこれを紹介だ。

パコダテ人 ~スペシャル・エディション~ [DVD]

 宮崎あおいのアイドル映画。映画としてはほんとにどうでもいいけど宮崎あおいをかわいくとることに執心して成功した大傑作。映画としては『害虫』のほうがクオリティは高いしこっちも優れたロリコン映画なんだけど(ロリコン映画としては大林先生のあれのほうがすごいが)、クオリティが高い分だけ『害虫』を紹介したらむっつりスケベみたいだからヤメ。
 『最終兵器彼女』もこのころのあおいちゃんで撮れば大ヒットしたかもね。