「はてな年間100本映画クラブ」

 もともとこのクラブを思いついたくせに始めなかったのは、めんどくさいということもあったが、そこまでして映画見る必要があるかね? と思ったからだ。
 本ならば、本には勉強というような意味合いもあるし、日常生活でも読解力が高くないといろいろ差し障りもあるし、目標を立てて読むというのはありだと思う。
 が、映画を見るのは趣味でしかない。最近映画に興味を持ちだした人ならともかく、日常的に映画を見るのが好きな人間が数の目標を立てるのって何か意味があるんだろうか。趣味のために努力目標を立てるのは分かる(楽器の練習とか)が、趣味それ自体に目標を立てる(毎日CDを聴くとか)のは何か変かな、と思ったのである。それに、ほんとに映画が好きなら年間300本くらいは平気で見てたりする。さすがに私もそこまでではない。というか経済的に無理。(時間的には可能なところが悲しいが)
 だから、読書でもそうだが、「はてな年間100本映画クラブ」に参加するなら、何か自分なりのカセをはめてみようかと思っている。たとえば、


・「みんな見てるけど、自分はまだ見ていない映画を中心に」
 『タイタニック』とか『スタンド・バイ・ミー』とか。
・「邦画を中心に」「ヨーロッパ映画を中心に」
 ハリウッドに偏りがちだし
・「古典や大監督中心に」
 なんだかんだいってみんな黒澤も小津もヒッチコックワイルダーも見てないよね


 てな感じである。
 でもなー、いざ始めたら、けっきょくカセとは関係なく見るだろうけど。