『関東テキヤ一家』鈴木則文監督

 新文芸坐にて。今年60本目。
 菅原文太特集なんだが、よそのテキヤの元締めの大木実と桜町弘子の迫力のほうがすごく描かれていた。桜町弘子と天津敏とはテキヤと興行主として住み分けているのかと思ったらなんかそんなふうでもないし、ヤクザとテキヤがきっちりわかれているのかそうでないのか、どうも明瞭ではなかった。

『関東テキヤ一家 天王寺の決斗』鈴木則文監督

 新文芸坐にて。今年59本目。
 菅原文太特集。清川虹子が大阪のテキ屋の元締めなんだけれど、息子への情念からリーダーとしての正しい判断ができずに露天商たちに迷惑かけてしまう。どっちにせよ殺されるのだけど。

『蜘蛛男』山本正之監督

 神保町シアターにて。今年58本目。
 『怪談蜘蛛男』『蜘蛛男の逆襲』の2本による総集編映画で、途中でなぜかあっさり犯人が割れたり、誘拐された女が1人増えていたりしている。最初の犠牲者がえらく美人であった。